26年アジア大会に改善要求 契約順守へ異例の覚書、罰則も

共同通信 2024年12月9日 19:58
 2026年アジア大会の公式マスコットに選ばれたキャラクターと記念写真に納まる愛知県の大村秀章知事(左から3人目)ら=6月、愛知県庁
 2026年アジア大会の公式マスコットに選ばれたキャラクターと記念写真に納まる愛知県の大村秀章知事(左から3人目)ら=6月、愛知県庁

 2026年に愛知県と名古屋市が共催するアジア大会について、開催都市契約で定めた運営準備に問題があるとして、大会組織委員会がアジア・オリンピック評議会(OCA)から改善を求められていることが9日、関係者への取材で分かった。組織委とOCA、日本オリンピック委員会(JOC)は、同契約を順守するとの異例の覚書を6日付で締結。OCAの方針に反した場合は罰則を科すとの内容も盛り込まれた。

 関係者によると、改善要求は選手らの宿泊や輸送計画の策定など十数項目。準備が遅れる組織委の姿勢に不満を募らせるOCAは水面下で開催権の剥奪も一時示唆し、代替開催地の候補にも言及したという。開幕まで2年を切った大会は課題が山積し、緊迫した局面に追い込まれている。

 東京や静岡の会場を含めて最大1万5千人と見込む参加選手らの宿泊計画を巡り、組織委は経費削減のため大規模な選手村の建設を中止したが、選手の交流機会や平等なサービスが損なわれるとして、少なくとも約7千人を集約するようOCAから見直しを求められた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「スポーツ」記事一覧