山手線初乗り、26年に値上げ JR東日本、10円で検討
JR東日本が山手線などの切符の初乗り運賃を、現在の150円から10円引き上げる方向で検討していることが、4日分かった。2026年3月に想定している運賃値上げに合わせて実施する。近く国土交通省に改定を申請する。普通運賃のほか定期券も値上げの対象となる。
JR東では距離に応じた運賃が幹線と地方交通線で異なり、首都圏などの都市部は安く設定されている。距離に応じた料金体系に見直すことも視野に入れる。
値上げによる増収分は安全対策や設備維持などに充てる方針だ。JR東は23年3月に駅のバリアフリーを充実させるために首都圏の一部で値上げを実施。消費税率の引き上げなどの際にも値上げしていた。