長射程攻撃には今後も報復 ロシア大統領、中距離弾使用も

共同通信 2024年11月29日 07:45
 28日、カザフスタン・アスタナで記者団の質問に答えるロシアのプーチン大統領(タス=共同)
 28日、カザフスタン・アスタナで記者団の質問に答えるロシアのプーチン大統領(タス=共同)
 ロシアのプーチン大統領(ロイター=共同)
 ロシアのプーチン大統領(ロイター=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は28日、ウクライナ軍が米国製の地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」でロシア西部クルスク州への攻撃を続けているとして、今後も侵略行為があれば報復すると警告した。標的に応じて兵器を選択するとし、21日にウクライナに発射した最新式の中距離弾道ミサイル「オレシニク」の再使用も示唆した。

 訪問先のカザフスタンで記者団の質問に答えた。プーチン氏はオレシニク発射後、クルスク州はATACMSで2度攻撃されたと表明。28日のウクライナ全土への攻撃は報復だったと主張した。

 ウクライナの政権はモスクワなどの重要施設を攻撃する試みを続けていると強調し、首都キーウ(キエフ)の意思決定機関をオレシニクなどで攻撃する可能性を排除しないと改めて指摘した。

 オレシニク数発による攻撃は核攻撃の威力に匹敵し、精度が高いと誇示。ロシア軍は全ての前線で着実に前進しており、今後も徐々に新たな陣地を獲得することになると戦果に自信を示した。

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