猪口邦子参院議員宅で火災　１人重体、夫と娘安否不明

　２７日午後７時過ぎ、東京都文京区小石川のマンションから出火していると通報があった。警視庁によると、現場は猪口邦子参院議員（７２）の自宅で４人暮らし。猪口氏と娘１人とは連絡が取れているが、夫で東大名誉教授の孝氏（８０）と別の娘の安否が不明という。東京消防庁によると、現場から女性１人が救助されたが、意識不明の重体。詳しい状況を調べている。

　東京消防庁などによると、６階建てマンションの６階部分が燃えた。消防車など３０台以上が出動して活動に当たった。

　猪口氏は上智大教授などを経て２００５年９月の衆院選で初当選。少子化・男女共同参画担当相を担った。１０年７月からは参院議員となり、現在３期目。参院の外交・安全保障調査会長を務めている。孝氏は国際関係論や政治学を専門とし、新潟県立大の学長も務めた。

　現場は東京ドームから北に約５００メートルのマンションや住宅が立ち並ぶ一角。