福島第1原発で監視システム不備 ウイルス感染に対応できない恐れ
原子力規制委員会は27日、東京電力福島第1原発の核燃料を監視するシステムのセキュリティーに不備があり、不正アクセスやウイルス感染に対応できない恐れがあったとして、廃炉実施計画の「軽微な違反」と判定した。9月の検査で発覚。不正アクセスなどはなく、既に対策を講じた。
規制委と東電によると、核燃料はカメラやセンサーなどで監視しているが、こうした機器を設定するパソコンのウイルスチェックを実施していなかった。パソコンは下請け企業の作業員が操作するが、本人確認をしていなかった。パソコンの保管も下請け企業が行っており、東電は「不正アクセスへの対応が必要との認識が不十分だった」としている。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
後発薬、創薬に1000億円計上 政府方針、安定供給へ増産支援
共同通信 -
大西卓哉飛行士、ISS出発へ 「経験、知識の集大成に」
共同通信 -
オゾンホール、依然広く 南極大陸の1・6倍、気象庁
共同通信 -
植物由来プラの釣りルアー 自然分解期待、汚染防止に
共同通信 -
経産省、柏崎原発地元で説明会 再稼働同意に向け、12月以降に
共同通信 -
試験開始49秒後に「異常発生」 JAXA、イプシロンS
共同通信 -
ロケットエンジン試験、再び火災 JAXA開発の「イプシロンS」
共同通信 -
小型ロケットのエンジン試験で火災
共同通信 -
プラごみ条約案協議、韓国で開幕 環境汚染防止へ政府間交渉
共同通信 -
処理水タンクに腐食、さび 東電「海洋放出に影響ない」
共同通信