コメ高騰、過去最大58%上昇 コスト転嫁、流通量減で

共同通信 2024年11月22日 10:57
 スーパーに並ぶコメ
 スーパーに並ぶコメ

 総務省が22日発表した10月の全国消費者物価指数で、コメ類が前年同月比58・9%上昇し、比較可能なデータのある1971年以来、過去最大の伸び率となった。2023年産米の流通量が減ったことに加え、24年産の新米で生産コストや輸送費の上昇分が価格に転嫁された。コメの高騰で生鮮食品を除く食料は3・8%の上昇となった。

 生鮮食品を除く全体の指数(2020年=100)は108・8となり、前年同月比2・3%上昇した。伸び率は9月(2・4%)から0・1ポイント縮小し、2カ月連続で鈍化した。政府補助金が再開されたことで、電気代と都市ガス代の値上がり幅が抑えられた。

 項目別では、電気代は4・0%、都市ガス代は1・8%それぞれ上がった。チョコレートは原材料価格が高騰し、19・3%上がった。果実ジュースは29・8%上昇。オレンジが原産国の米国やブラジルでの不作で、需給が逼迫した。

 外食のすしは6・1%上昇。回転ずしが原材料高の影響で値段が上がった。ルームエアコンは猛暑で需要が増え値上がりし、15・2%上昇した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧