ザビエルの遺体に祈り、インド 10年に1度の一般公開

共同通信 2024年11月21日 19:49
 透明のひつぎに納められたフランシスコ・ザビエルの遺体=21日、インド・オールドゴア(共同)
 透明のひつぎに納められたフランシスコ・ザビエルの遺体=21日、インド・オールドゴア(共同)

 【オールドゴア共同】インド南部ゴア州オールドゴアで21日、日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエル(1506~52年)の遺体の一般公開が始まり、多くの信者らが祈りをささげた。公開は10年に1度の機会で来年1月5日まで。

 遺体は普段、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産「ボム・ジーザス教会」に安置されているが、公開のため近くの大聖堂に移された。遺体が納められた透明のひつぎが台車に乗せられて移動すると、集まった信者や観光客らは手で十字を切ったり、スマートフォンで写真を撮ったりした。

 ミイラ化した遺体は衣装をまとい、ひつぎにあおむけで納められている。

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