すごいコアラ!来日40年 「愛強すぎる」書籍出版

共同通信 2024年11月16日 06:32
 新潮社の編集者久保田裕子さん=10月、鹿児島市
 新潮社の編集者久保田裕子さん=10月、鹿児島市
 鹿児島市の平川動物公園で飼育されている母コアラのインディコと赤ちゃんコアラ=5月(平川動物公園提供)
 鹿児島市の平川動物公園で飼育されている母コアラのインディコと赤ちゃんコアラ=5月(平川動物公園提供)

 コアラがオーストラリアから来日し、10月で40年となった。国内最多の通算105匹を飼育してきた平川動物公園(鹿児島市)のコアラのかわいい姿と、不思議な生態を紹介する「すごいコアラ!」が出版された。著者は「コアラ愛が強すぎる」と自負する新潮社の編集者久保田裕子さん。「動物園の舞台裏や、コアラを巡る環境問題に目を向けてほしい」と語る。

 1日20時間眠る、胸からギトギトの液体を出す、外見に似合わぬ野太い鳴き声―。本は112ページで、生態に関するエピソードと、もふもふした体につぶらな瞳の愛らしい写真をふんだんに載せ、魅力を伝えている。

 コアラが初めて日本に来たのは1984年10月。平川動物公園には雄2匹が来園し、翌年には雌4匹もやってきた。多摩動物公園(東京都)なども受け入れ先となった。現在は全国7施設で飼育されている。

 2019~20年、オーストラリアで大規模な森林火災が発生。コアラの生息地も巻き込まれ、やけどを負った痛々しい姿が報道された。「コアラを取り巻く環境問題に関心を持った」という。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧