UFO誤認スターリンクも 米国防総省が年次報告

共同通信 2024年11月15日 06:32
 国防総省の建物=2022年3月(AP=共同)
 国防総省の建物=2022年3月(AP=共同)

 【ワシントン共同】米国防総省の全領域異常対策室(AARO)は14日、未確認飛行物体(UFO)に関する年次報告書を発表した。今年6月までの1年間に757件の報告があり、約4割は鳥や気球、無人機などと特定した。宇宙企業スペースXの衛星通信網「スターリンク」の衛星を誤認する報告が増えているとも指摘したが、件数は明らかにしなかった。

 報告書は「地球外生命体やその活動、技術の存在を示すような証拠はない」と強調した。米国では航空の安全や領空防護の観点からもUFOへの関心が高い。米軍機のパイロットからは安全上の懸念が2件、追尾されたとの報告が3件あった。民間航空機の乗務員は「円筒形の物体」とのニアミスを1件報告した。核関連施設近くでの18件は無人機だった。

 スターリンク衛星は当初「発光現象」と報告されたが、目撃前にフロリダ州から打ち上げられた衛星と分かった事例が紹介された。正体が解明できていない報告は今後も調査を進める。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧