細川忠興が愛した名刀など展示 熊本市の出水神社、30日から企画展

熊本日日新聞 2024年11月9日 18:00
脇差 無銘 号「彫貫盛光」(出水神社所蔵、熊本県立美術館寄託、藤本健八氏撮影)
脇差 無銘 号「彫貫盛光」(出水神社所蔵、熊本県立美術館寄託、藤本健八氏撮影)

 細川家2代忠興(三斎)が愛したと伝わる名刀「脇差 無銘 号『彫貫盛光[ほりぬきもりみつ]』」(出水神社所蔵、熊本県立美術館寄託)など忠興ゆかりの品を展示する企画展が30日から、熊本市中央区の水前寺成趣園内の出水神社社務所で開かれる。12月8日まで。

 出水神社で初展示となる「彫貫盛光」は室町時代(15世紀)に備前の長船盛光作と伝わり、刀身に巻き付く龍(俱利伽羅[くりから]龍)が精巧に透かし彫りされている。豊臣秀吉、徳川秀忠を経て、関ケ原合戦直前に忠興に渡ったとされる細川コレクション屈指の名刀。企画展では忠興や妻ガラシャを描いた絵など計5点を展示。観覧無料だが水前寺成趣園の入園料が必要。

 12月1日午後3時から水前寺成趣園能楽殿で、歴史学者の磯田道史・国際日本文化研究センター教授による「私の見る細川文化の輝き」と題した講演会もある。参加無料。15日までに事前申し込みが必要で残席わずか。出水神社☎096(383)0074。(前田晃志)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の文化・芸能