同性婚東京訴訟、原告側が上告 「違憲」判断も、請求棄却に不服
同性婚を認めない民法や戸籍法の規定は憲法違反だとして、同性カップルら7人が国に1人当たり100万円の損害賠償を求めた東京第1次訴訟で、原告側は8日、規定を「違憲」と判断した上で請求を退けた10月の東京高裁判決を不服として上告した。
全国5地裁に起こされた計6件の同種訴訟で、高裁段階の判決は3月の札幌に続き2件目で、いずれも違憲となった。
原告側は上告後に東京都内で記者会見。弁護団の上杉崇子共同代表は、東京高裁判決が憲法24条1項が定める婚姻の自由に関して明言しなかった点に触れ、「結婚について最も端的に示した条文について最高裁の判断を求めたい」と話した。