小倉桂子さんらオスロで証言へ 被爆体験、平和賞記念行事

共同通信 2024年11月7日 22:49
 小倉桂子さん、長崎大の朝長万左男名誉教授
 小倉桂子さん、長崎大の朝長万左男名誉教授

 【ロンドン共同】2024年のノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に授与されることを記念したフォーラムが、授賞式翌日の12月11日にノルウェーの首都オスロで開かれ、いずれも被爆者で、英語通訳の小倉桂子さん(87)と長崎大の朝長万左男名誉教授(81)が被爆体験を証言する。ノーベル賞委員会が7日までに明らかにした。

 フォーラムには過去の平和賞受賞者・団体メンバー、核戦略の有識者らが参加する。

 小倉さんは英語で自身の広島での被爆体験を語り、通訳としても被爆の実相を発信してきた。昨年の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)では、G7各国の首脳やウクライナのゼレンスキー大統領と面会した。長崎の被爆者でもある朝長名誉教授は被爆者医療や放射線の人体影響解明に貢献してきた。

 被団協は1956年に結成。「ふたたび被爆者をつくるな」を合言葉に被爆の実相を世界に訴え続け、核兵器廃絶運動をけん引してきた。ノーベル賞委員会は今年10月、核兵器のない世界の実現に向けた貢献を評価し、被団協への平和賞授与決定を発表した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧