スポーツ指導、メンタルに配慮を 丁寧なアプローチが必要
高圧的な言動では力は伸ばせない―。10月、東京都内で開かれたスポーツの指導者向け研修会で、子どもの成長を促すにはメンタルヘルスに配慮したコーチングが重要であることが説かれた。女子テニスの大坂なおみとともに社会貢献活動を展開するスポーツ用品大手ナイキなどが主催し、全国からスポーツクラブや部活動などの指導者約50人が参加した。
脳科学の知見によると、試合に負けたり、ミスをしたりすると「体が固まったり、練習から逃げ出したりするなど、理性的な行動ができなくなる」という。この状態では、指導者の言葉も耳に入らない。
対処法は、ミスした後のルーティンをつくることや、子どもの考えを積極的に質問すること。丁寧なアプローチが必要で「暴力的な指導は逆効果」と強調された。研修会では、グループに分かれてミニゲームを実施。負けたチームが気分転換にハイタッチするなど、実際にルーティンの効果を体験した。
うつを告白して四大大会を欠場した経験がある大坂のように、近年はメンタルの問題に悩まされるアスリートが多い。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「スポーツ」記事一覧-
トヨタ自動車が4強入り 社会人野球日本選手権
共同通信 -
サッカーACLEで横浜Mが大勝
共同通信 -
競泳委員会トップに倉澤利彰氏 日本水連が承認
共同通信 -
中日・草加は200万円減 ドラフト1位、今季はリハビリ
共同通信 -
巨人・秋広は800万円減 打撃不振で出場は26試合
共同通信 -
野球プレミア12、合宿打ち上げ 井端監督も納得の仕上がり、宮崎
共同通信 -
尊富士「何も変わらない」 春場所V、3場所ぶり幕内
共同通信 -
ブラジル選手「監督がセクハラ」 通訳付けず、島根の女子サッカー
共同通信 -
招待選手に其田、西山和ら 福岡国際マラソン2024
共同通信 -
大宮のチーム名に「RB」追加 サッカーJ3、レッドブル買収で
共同通信