パラオ大統領選で現職優勢 親米派のウィップス氏

共同通信 2024年11月6日 09:09
 ウィップス氏(ロイター=共同)
 ウィップス氏(ロイター=共同)

 【マニラ共同】太平洋の島しょ国パラオで5日実施された大統領選で、選管は6日未明時点の中間開票集計として、再選を狙う親米派の現職ウィップス氏(56)が3161票を得て、対抗馬のレメンゲサウ前大統領(68)の2262票に対し優勢になったと発表した。有権者は約1万6900人で、無効票などを含め5433票が開票されたとした。

 選挙戦でウィップス氏はパラオが国防を委ねる米軍の安全保障上の重要性を強調。レメンゲサウ氏は敵をつくらないバランス外交を唱えた。

 勝者確定は国外在住者の投票を含む最終集計が発表される12日にずれ込む可能性がある。有権者のうち、米国などに移住している登録者は2900人を超える。

 観光が主産業のパラオは1994年に独立。米国との「自由連合協定」に基づき領域の軍事利用を認めて財政支援を受けているほか、台湾と外交関係を保つ。中国は台湾との断交を求め、パラオへの団体旅行を禁じて圧力をかけるが、両候補とも応じず、同協定を維持する意向だ。

 大統領の任期は4年で、連続2期まで。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧