空飛ぶ車へ総務省が初免許 米ジョビー、遠隔操作試験
総務省東海総合通信局は5日、米新興企業のジョビー・アビエーションに「空飛ぶタクシー」向けの機体を遠隔操作で試験飛行するための免許を付与したと発表した。「空飛ぶ車」の試験飛行に同省が免許を与えるのは初めて。ジョビーはトヨタ自動車から出資を受けており、10月下旬に試験飛行を実施した。
試験飛行は、静岡県裾野市の研究施設で地上にある無線局から遠隔操縦で機体を飛ばし、状態を通信データで常時監視する。重大なエラーが検知された場合には緊急着陸の必要性を判断する。
ジョビーの機体は電動で垂直に離着陸できる「eVTOL(イーブイトール)」で、ヘリコプターやドローン、小型飛行機の特徴を併せ持つ。