伝統の「串柿」作り最盛期 和歌山、かつらぎ町

共同通信 2024年11月5日 17:11
 串柿作りが最盛期を迎え、農家の軒先の干し場につるされた柿=5日、和歌山県かつらぎ町
 串柿作りが最盛期を迎え、農家の軒先の干し場につるされた柿=5日、和歌山県かつらぎ町

 和歌山県かつらぎ町の四郷地区で、正月用の縁起物である串柿作りが最盛期を迎えた。農家の軒先の干し場には、つるしたオレンジ色の柿が幾重にも連なり、山あいの里を染めている。12月20日ごろまでに大阪の市場へ出荷、主に関西方面で販売される。

 同地区は生産量日本一とされる「串柿の里」。約400年前、豊臣秀吉が大坂城で正月の鏡餅に串柿を供えたのが起源と言われ、現在約50軒の農家が生産する。柿の皮を機械でむき、長さ約50センチの竹串に10個ずつ通した後、編み上げてつるす。

 10個には「いつもにこにこ(2個2個)仲むつ(六つ)まじく」と家庭円満、長寿の思いが込められているという。 

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧