米大統領選、両候補が最後の訴え 大接戦、鍵握る「最重要州」
【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領(60)と、共和党候補トランプ前大統領(78)は4日、勝敗の鍵を握る激戦7州のうち、両陣営が最重要視する東部ペンシルベニアで最後の訴えに臨んだ。投票は日本時間5日夜に始まる。7州の支持率はいずれも僅差の大接戦で予断を許さない展開となっている。
ラストベルト(さびた工業地帯)の一角を占めるペンシルベニアは獲得を競う大統領選挙人の割り当てが激戦7州の中で最も多く、両陣営が天王山と位置付ける。ニューヨーク・タイムズ紙が3日公表した投票前最後の世論調査では両氏の支持率は48%で並んだ。
ハリス氏は同州スクラントンで戸別訪問をする支持者を激励し「まだ24時間ある。仕事をしよう」と訴えた。トランプ氏は同州レディングで集会を開き「ハリス氏が南部の国境を開放し、犯罪者の移民を解き放った」と批判し「クビだ。出て行け」と気勢を上げた。