台湾有事を題材にドラマ制作 「零日攻撃」、日本俳優も

共同通信 2024年11月4日 17:50
 「零日攻撃 ZERO DAY」プロデューサーの鄭心媚さん=10月、東京都港区
 「零日攻撃 ZERO DAY」プロデューサーの鄭心媚さん=10月、東京都港区

 中国が台湾を併合するために武力行使する「台湾有事」を題材にしたドラマ「零日攻撃 ZERO DAY」の制作が台湾で進んでいる。高橋一生さんら日本の俳優も出演。政治的なテーマで論争も起きる中、東京国際映画祭に併設された見本市「TIFFCOM」に制作陣らが出席し、「エンターテインメントの形で警戒を呼びかけ、戦争を防ぎたいという思いで制作した」と訴えた。

 ドラマでは、中国人民解放軍が、台湾沖で消息を絶った偵察機の捜索名目で海上を封鎖。情報工作や、中国を支持する勢力の台頭など有事で想定される事態のほか、混乱の中での人間模様が緊迫感ある映像で描かれる。

 7月に約17分の予告編がユーチューブで公開され、再生回数は190万を超えた。プロデューサー鄭心媚さんは、同種の映像作品はこれまでないとした上で、「危機に直面した時の、台湾の人たちの反応や選択を描きたかった」と話す。

 一方、批判の声も。台湾紙、聯合報(電子版)によると、野党国民党側は、約10億円の制作費の4割以上が当局の補助金や投資であると問題視する。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「文化・芸能」記事一覧