能登、地震と豪雨で断水長期化 仮復旧も本格修復見通せず
能登半島地震では石川県内の水道施設が大きな打撃を受け、最大約11万戸が断水した。県は5月末に「おおむね解消した」としたものの、9月の記録的豪雨により再び長期間の断水を余儀なくされた地域もある。解消した地域も、多くは応急措置による仮復旧の状態で、本格的な修復の見通しは立っていない。
半島北部の輪島市や珠洲市では、地震による土砂災害などの影響で早期復旧が困難な地域が残る。9月の豪雨でも橋に敷設された水道管が流失するなどの被害があり、再び最大5千戸超が断水した。10月28日時点でも731戸で水道が使えない状況となっている。