鉄かご落下事故書類送検へ、神戸 歩行者重傷、業過傷害疑い支店長

共同通信 2024年11月1日 02:00

 神戸市で4月、走行中のトレーラーに載っていたコンテナの上から重さ約900キロの鉄製かごが落下し、下敷きになった歩行者の男性(61)が重傷を負った事故で、兵庫県警は業務上過失傷害などの疑いで、トレーラーを管理する会社の男性支店長(30)を1日に書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 管理していたのは神戸市の中古車販売会社「ジャントレーディングカンパニー」。県警は安全運転管理者を置いていなかったとして、道交法違反などの容疑で法人としての同社も書類送検する。

 事故は4月11日に発生。前日に支店で勤務するアフガニスタン国籍の男性作業員(28)が、作業場のスペースを確保する目的でトレーラー荷台のコンテナ上にフォークリフトでかごを載せ、そのまま放置。別の作業員(61)が、かごの存在に気付かず運転し、落下した。2人はそれぞれ業務上過失傷害、自動車運転処罰法違反の罪で有罪が確定した。

 捜査関係者によると支店長の書類送検容疑は作業場の安全管理を怠り落下事故を引き起こした疑い。

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