熊本空港「そらよかエリア」開業 屋外広場・飲食店入る商業棟・ビジターセンター 施設整備が4年半で完了

熊本日日新聞 2024年10月26日 19:20
熊本空港に開業した「そらよかエリア」の屋外広場で記念撮影する家族連れら=26日、益城町
熊本空港に開業した「そらよかエリア」の屋外広場で記念撮影する家族連れら=26日、益城町

 熊本空港を運営する熊本国際空港(益城町)は26日、旅客ターミナルビル東側に整備した「そらよかエリア」の開業記念式典を現地で開いた。熊本地震からの創造的復興のシンボルと位置付け、民営化から約4年半かけた空港の施設整備が完了した。

 そらよかエリアは、旧国際線ターミナルビル跡地に整備した屋外広場(約4千平方メートル)と、複数の飲食店が入る商業棟(約2千平方メートル)、ビジターセンター(約5400平方メートル)で構成。乗客以外も利用できる。旅客ビルと合わせた総事業費は約195億円。

プレオープンした「くまもとSDGsミライパーク」のイベントで椅子に色付けする山鹿市の児童ら=26日、益城町
プレオープンした「くまもとSDGsミライパーク」のイベントで椅子に色付けする山鹿市の児童ら=26日、益城町

 式典には約100人が出席。テープカットの後、益城中吹奏楽部の演奏などで開業を祝った。熊本国際空港の山川秀明社長は「インバウンド(訪日客)の受け入れや物流ネットワークの一翼を担う空港の重要性はますます高まっていく。熊本の経済発展につながる取り組みを進める」と力を込めた。

 ビジターセンターではこの日、肥後銀行が手がける教育施設「くまもとSDGsミライパーク」がプレオープン。小学校で使っていた椅子を寄贈した山鹿市の児童らが招かれ、絵の具を使って椅子を色付けするイベントを楽しんだ。

 来年4月7日のグランドオープンまでに企業が自社の取り組みを紹介するブースを9区画設ける。(立石真一)

熊本空港の「そらよかエリア」開業を記念しテープカットする関係者ら=26日、益城町
熊本空港の「そらよかエリア」開業を記念しテープカットする関係者ら=26日、益城町
熊本空港の仮設ターミナルだった建物内にプレオープンした「くまもとSDGsミライパーク」=26日、益城町
熊本空港の仮設ターミナルだった建物内にプレオープンした「くまもとSDGsミライパーク」=26日、益城町

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の経済ニュース