衆院選の投票、熊本県内で進む
第50回衆院選は27日、投票日を迎え、熊本県内でも905カ所で投票が始まった。各投票所には大事な1票を投じようと、朝早くから有権者が訪れた。
熊本1~4区は前職4、元職1、新人7の計12人が立候補。自民党派閥の裏金事件を受けた「政治とカネ」の問題に加え、物価高対応や地方創生なども争点に舌戦を繰り広げた。
自民は4選挙区に前職が出馬。野党は立憲民主党、共産党、社民党が共闘して各選挙区の候補者を一本化。1区と4区に立民、2区に共産、3区に社民がそれぞれ新人を擁立した。4区には日本維新の会の元職が、1区、2区、3区には参政党の新人が絡み、全区で三つの政党が争う構図となった。自民が4議席を独占して県内での「1強」を維持するか、野党が一角を崩せるかが焦点だ。
20議席を争う比例代表九州ブロックには公明党が県関係の前職1人を比例単独で擁立。立民も県関係の新人1人を単独で立てた。県内選挙区と重複立候補している候補者もいる。
投票は午後8時まで(一部繰り上げ)。大勢が判明するのは選挙区が27日夜、比例は28日未明になる見通しだ。
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