「ぼうさいこくたい」始まる 最新の災害対応学ぶ 全国から412団体参加 20日まで

熊本日日新聞 2024年10月19日 12:43
全国から412団体が参加して始まった防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)=19日、熊本市中央区
全国から412団体が参加して始まった防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)=19日、熊本市中央区

 国内最大級の防災イベント「防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)」が19日、熊本市中心部で始まった。全国各地で災害対応や被災者支援に取り組んできた自治体やNPO法人、企業など412団体が参加し、研究発表や展示、ワークショップを通して災害への備えを考える。20日まで。

 中央区の熊本城ホールでオープニングセッションがあり、坂井学防災担当相が「熊本の大災害の経験は、教訓として国や自治体の対応に生かされている。全国に発信し、国民の防災意識の向上を図る」と述べた。熊本県の危機管理防災企画監を務めた有浦隆氏が「熊本地震を振り返って-熊本地震までの準備と対応の教訓」と題して講演した。

 期間中、熊本城ホールと市国際交流会館、花畑広場を主会場に、最新の防災理論や官民連携など幅広いテーマで講演や発表がある。災害用テントや車中泊、災害時の通信手段に関する体験型展示のほか、ゲーム形式で災害時の行動を学ぶワークショップなども開かれる。いずれも参加無料。

 大会は内閣府や防災推進国民会議でつくる実行委の主催。2016年から毎年開いており、九州での開催は初めて。(丸山伸太郎)

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