2024本の傘で描いた柴三郎博士の地上絵 小国町 新千円札発行でイベント
小国町出身の世界的な細菌学者、北里柴三郎(1853~1931年)の新千円札発行を記念した「地上絵イベント」が13日、柴三郎の生誕地にある研修宿泊施設「木魂館」であった。
参加者は、新札を発行した今年にちなんで2024本のポールに結んだ黒い雨傘を開いて柴三郎の似顔絵(縦88メートル、横66メートル)を描き、ドローンの撮影に手を振るなどして応じた。
町商工会の実行委員会が、多くの人の記憶に残る祝賀行事にしようと企画。小国郷(小国町、南小国町)をはじめ、県内外からの観光客ら約1500人が参加した。撮影した動画や写真は後日、町商工会のホームページに掲載、観光PRにも活用する。
家族3人で来場し、左目を担当した公務員西田和由さん(40)=熊本市=は「柴三郎博士の生誕地を初めて訪れた。良い記念になる」と喜んだ。
会場では「ふるさとの秋祭り」も開催され、大勢の家族連れらでにぎわった。(花木弘)
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