セブン買収、7兆円で再提案 コンビニ集中で社名変更検討
セブン&アイ・ホールディングスは9日、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収の再提案を受けたと発表した。関係者によると、買収総額は7兆円規模と当初の案から約2割増えた。セブン&アイが稼ぎ頭のコンビニ事業に集中する戦略の一環として、社名変更を検討していることも判明した。
新たな買収価格は9月中旬ごろ提示されたもようで、セブン&アイ株1株当たり約18ドル(約2700円)。買収価格の引き上げはセブン&アイの賛同や株主の支持を引き出す狙いがあるとみられる。両社は現時点で本格的な協議には入っていない。セブン&アイ株は9日の東京株式市場で買収を巡る思惑から上昇し、終値は前日比105円高の2335円だった。
セブン&アイは株価を上昇させることで対抗する構えを見せている。
セブン&アイの社名の「セブン」はコンビニやスーパー、百貨店など七つの事業領域を示し、「アイ」はイノベーション(革新)の頭文字と「愛」を表す。百貨店撤退などから実態との乖離が生じていた。
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