ブラジルでXの利用再開 停止1カ月超、最高裁許可

共同通信 2024年10月10日 00:11
 イーロン・マスク氏の写真を掲げ、支持を示すデモ参加者ら=9月、ブラジル・サンパウロ
 イーロン・マスク氏の写真を掲げ、支持を示すデモ参加者ら=9月、ブラジル・サンパウロ

 【サンパウロ共同】ブラジル最高裁は8日、8月末から同国で利用停止が続いていたX(旧ツイッター)の再開を許可した。Xが司法当局の求めに従い、特定アカウントの削除など再開の条件を満たしたため。9日には、1カ月余り続いた遮断が解除され、閲覧や投稿ができるようになった。

 Xは当初、司法当局の求めに応じなかったが、9月に方針を転換。偽情報を拡散した疑いが持たれているアカウントの削除を進めたほか、罰金の支払いや法定代理人の任命を済ませた。最高裁によると、Xは計2860万レアル(約7億6千万円)の罰金を支払った。

 Xは8日に「ブラジルに戻ることを誇りに思う。法の範囲内で言論の自由を守り続ける」との声明を発表した。

 ブラジルの司法当局は極右勢力などによる偽情報の拡散防止を念頭に、特定のアカウントを制限するようXに要求したが、Xを率いる米実業家イーロン・マスク氏は「検閲」と拒否。規制を求める司法当局とXの対立が激化した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧