NZで検索から記事排除も グーグル、新法けん制

共同通信 2024年10月5日 18:14
 米グーグルのロゴ(ロイター=共同)
 米グーグルのロゴ(ロイター=共同)

 【シドニー共同】米グーグルは4日、ニュージーランドでニュース記事の見出しや内容をインターネットで表示する対価を新聞やテレビに支払うことをIT大手に義務付ける法律が導入された場合、グーグルの検索結果から記事にアクセスできなくすると発表した。ラクソン政権は年内の法案可決を目指しており、けん制する狙いがある。

 この法案はIT大手がニュージーランドの地元メディア各社に記事の対価を支払う商業契約を結ぶことを促す内容。交渉がまとまらない場合は仲裁によって対価支払いをIT大手に強制する。

 グーグルのニュージーランド法人責任者キャロライン・レインズフォード氏は声明で、法案は「リンク税」を課すものだと持論を展開。「開かれたウェブの原則に反する」と訴えた。法が成立すれば、地元メディアと自主的に結んだ数百万NZドル(数億円)規模のニュース配信契約も打ち切らざるを得ないとした。

 IT大手に記事対価支払いを促す法整備は世界各国で進むが、困難に直面している国も多い。

 カナダでは政府と米メタの交渉が決裂した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧