自民、裏金議員の原則公認を検討 衆院選、旧安倍派幹部2人は除外

共同通信 2024年10月4日 18:50
 自民党本部=東京・永田町
 自民党本部=東京・永田町

 自民党は、派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった議員らについて、衆院選では都道府県連の意向に沿って原則公認する案の検討に入った。4月の党処分で党員資格停止1年とした旧安倍派幹部2人は除外する。関係者が4日、明らかにした。石破茂首相(党総裁)は「何も決まっていない」と官邸で記者団に述べた。公認問題に関して近く党幹部と協議を行い、最終判断する。

 共同通信が今月1~2日に実施した世論調査では、事件に関与した議員を衆院選で公認することを「理解できない」との回答が75・6%に上っており、世論の批判を招く可能性がある。

 執行部内では比例代表との重複立候補を認めない案や、認めた場合でも比例代表の順位に差をつけるなどの案も取り沙汰される。

 自民は4月、旧安倍派・旧二階派幹部と、収支報告書に500万円以上の不記載があった衆参議員ら39人を処分。うち34人は8段階中4番目の「選挙での非公認」よりも軽い党役職停止や戒告だった。党内では「衆院選で非公認とするのは一事不再理に反する」との反発が出ていた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧