日中韓、プラごみ問題で共同声明 環境相会合で採択
【西帰浦共同】日中韓の環境相会合は29日、韓国南部済州島の西帰浦で全体会合を開いた。日本からは伊藤信太郎環境相が出席。中国の黄潤秋生態環境相、韓国の金ワン燮環境相と、世界的に深刻化するプラスチックごみ汚染など環境問題での協力を協議し、共同声明を採択した。
会談では黄氏が東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に触れ、モニタリングの徹底などを要求。伊藤氏は、中国が今も「核汚染水」との表現を使っているとして遺憾を表明し、処理水は「十分に浄化、希釈され人や環境への影響はない」と反論した。
環境相会合は1999年に始まり、毎年開催されている。今年は25回目となった。