二階氏の最側近、林氏が不出馬 次期衆院選、議員引退へ
自民党の二階俊博元幹事長の最側近として知られる林幹雄元幹事長代理(77)=衆院千葉10区=が、次期衆院選に立候補せず議員を引退する意向を固めた。15日、千葉県銚子市の会合で後援会関係者らに伝えた。既に衆院選不出馬を表明した二階氏に合わせた形。複数の会合出席者が明らかにした。
党派閥の裏金事件で、政治資金収支報告の不記載額が計1608万円あったとして、林氏は党役職停止1年の処分を受けた。15日の会合後、引退理由について「コメントは差し控える」と記者団に述べた。
複数の党関係者によると、林氏は自身の後継選びを党本部と県連に一任し、長男幹人氏(51)を出馬させないとも説明したという。