討論会余勢で激戦州攻略へ ハリス氏、資金集中投下
【シャーロット共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領(59)は12日、激戦の南部ノースカロライナ州シャーロットで選挙集会を開いた。初の直接対決だった10日の討論会で共和党候補トランプ前大統領(78)と互角以上に渡り合った余勢を駆り、勝敗を左右する激戦州攻略を目指す。ハリス陣営はこのタイミングで豊富な選挙資金を広告などに集中投下し勢いを維持したい考えだ。
ハリス氏は演説で、討論会について「私は生活費抑制や生殖の自由の擁護を訴えたが、トランプ氏は古くさい主張を繰り返した」とし、手ごたえを誇示。今回の選挙の重要性を鑑みれば「私たちはもう一度討論する義務を有権者に負っている」と述べ、第2回討論会の開催に二の足を踏むトランプ氏を挑発した。
ハリス氏の演説に先立ち、トランプ氏は12日、10日の討論会は自分が勝利したと改めて主張。「ハリス氏はこの4年間ですべきだったことに集中するべきだ。もう討論会はない!」と自身のソーシャルメディアに投稿し、再討論を否定した。
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