TSMC工場周辺の道路整備 熊本県が国の事業認可を取得 大津植木線の多車線化と合志ICアクセス道路
熊本県は、台湾積体電路製造(TSMC)の工場周辺を走る県道大津植木線の多車線化と、中九州横断道路の合志インターチェンジ(IC、仮称)へのアクセス道路の新設について、都市計画法に基づく国の事業認可を受けたと明らかにした。認可の告示は9日付。
いずれも工場周辺で深刻化している交通渋滞対策の一環。今回の事業認可で整備する土地の開発が制限される。県道路整備課は「スピード感を持って整備を進めることができるようになる」としている。2028年度中の完成を目指している。
県道大津植木線の多車線化区間は、国道325号交差点からアクセス道路までの4・7キロ。6車線化も可能な道幅で整備する。アクセス道路は、合志ICと町道下原堀川線を結ぶ3・5キロ。二つの路線は今年2月に都市計画決定し、現在、道路の詳細設計を進めている。
県は今月18~20日、合志市や菊陽町、大津町で事業内容についての説明会を開く。(嶋田昇平)
説明会の日程は次の通り。▽18日 菊陽町防災センター▽19日 合志市総合センターヴィーブル▽20日 大津町町民交流施設オークスプラザ
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