珍種フグの稚魚展示、山口・下関 海底に直径2mの産卵床作る

共同通信 2024年9月10日 04:32
 アマミホシゾラフグ=3日、山口県下関市の「海響館」
 アマミホシゾラフグ=3日、山口県下関市の「海響館」
 「海響館」で展示されている、アマミホシゾラフグが作る産卵床のレプリカ=3日、山口県下関市
 「海響館」で展示されている、アマミホシゾラフグが作る産卵床のレプリカ=3日、山口県下関市

 山口県下関市の水族館「海響館」は、海底に直径約2メートルのミステリーサークルのような産卵床を作ることで知られる、アマミホシゾラフグの稚魚を8月から展示している。5月ごろ、同館のスタッフが奄美大島近海で採取した卵をふ化させた。卵から育成した稚魚の展示は世界初という。

 海響館によると、成魚は体長10センチほどで奄美大島や沖縄の近海に生息する。体長の20倍もの大きさの特徴的な産卵床を作るフグは、アマミホシゾラフグだけという。

 雄が砂地の海底に描く幾何学模様の中心に雌が産卵するが、効果は分かっていない。2014年に新種と確認された。海響館では9日時点で4匹を展示している。

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