いじめ、不登校経てパラで頂点 卓球女子、21歳の和田
小学校でいじめに遭い、中学時代は不登校になった。卓球女子の21歳、和田は苦しかった過去を経て、シングルスの日本選手として初めてパラリンピックで頂点に立つ快挙を達成した。「家の中だけが世界じゃない。ちょっとの勇気で人生は変わると伝えたい」と力強く話した。
決勝は東京大会を制したロシア出身選手と対戦した。カット主戦型の53歳のベテランに第1ゲームこそ失ったが、その後は3ゲームを連取した。初出場での金メダルに「信じられない。すごく幸せ」と夢見心地だった。
知的障害と診断されたのは中学2年の時だった。心に深い傷を負った中で、特別支援学校に通っていた2018年に自宅近くの卓球教室で競技に出合った。国内で実績を残し、22年に国際大会デビュー。昨年の杭州アジアパラ大会優勝で今大会への切符を手にした。「私は私という考えを持てるようになったのは卓球のおかげ」と人生が変わったきっかけに感謝する。
「すごく楽しい舞台だった。大好きな大会になった」。最高の笑顔でシンデレラストーリーを締めくくった。(共同)
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