半導体製品の試験施設増強 レスター(東京)、大津町に新棟完成 9月にも本格稼働
半導体製品の信頼性試験受託サービスなどを手がけるレスター(東京)は6日、大津町平川の熊本事業所内に整備していた三つ目の施設の竣工[しゅんこう]式を現地で開いた。9月中に本格稼働する予定で、国内の大手半導体メーカーの需要増に対応する。
試験設備を増強するため、新たに取得した土地を含む約9千平方メートルの敷地に、3号棟を新設した。鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は1481平方メートル。投資額は約10億円。地元から10人を新規雇用する。増員も計画している。
竣工式には工事関係者ら約20人が出席。レスターの柴田真裕専務執行役員は「半導体業界に大きな波が来ている、このタイミングで事業をもう一段成長させたい」と述べた。(立石真一)
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