SKE48・井上瑠夏（菊池市出身）初の写真集　母校で撮影「夢みたい」

　名古屋市を拠点とするアイドルグループ「SKE48」のメンバーで、菊池市出身の井上瑠夏が初の写真集を11月に発売する。オール熊本ロケだった撮影を振り返り、「この世界に入って、大好きな熊本で仕事をするのに憧れてました。どのカットをとっても熊本。素の私がめちゃくちゃ出ています」と声を弾ませる。

　コンセプトは「故郷でさらけ出す自然体の私」。阿蘇や天草、熊本城などで撮影したが、中でも出身校の泗水小でのショットが印象に残っているという。「アイドルになって、母校で撮って、写真集という形で残せるなんて夢みたい。校舎も当時のままで、一気にあの頃に戻れました。生まれ育った場所をファンに見ていただけると思うと、感動しちゃいました」。母校での撮影は自らリクエストした。

　今回、初めて打ち合わせから参加し衣装などは自分で選んだ。「ふだんはかわいい系の格好が多いけど、大人っぽい衣装もあります。ランジェリーにもこだわりました」。どきっとするようなカットも用意しているという。

　小さい頃からアイドル好き。小学6年の時に母親がオーディションに応募したが、「最終審査で落ちて、逆に火が付きました」。なかなか合格できないまま中学3年になり、ラストチャンスと思って受けたのがSKE48だった。

　10月2日発売の33枚目シングル「告白心拍数」では、9作連続で選抜メンバー入り。熊本での公演は熊本地震、コロナ禍と2度中止となり、まだ実現していない。「三度目の正直をかなえたい。次こそは！」

　加入して8年、23歳になった。「帰省すると、友達に『変わってなくて安心する』と言われるんです。名古屋でも自分らしくやれているんだと思うとうれしい」。大好物は、こってこての豚骨ラーメン。「帰るたびに胃袋が爆発してます」と笑った。（坂本尚志）

　※写真集は11月13日発売。扶桑社、3千円。