ポリオでガザ戦闘一時休止に合意 9月1日から住民の予防接種へ

共同通信 2024年8月30日 05:11
 ガザ地区中部デールバラハの子どもたち=27日(共同)
 ガザ地区中部デールバラハの子どもたち=27日(共同)

 【ニューヨーク共同】世界保健機関(WHO)は29日、パレスチナ自治区ガザで戦うイスラエルとイスラム組織ハマスが、子どもたちのポリオ(小児まひ)予防接種のため、戦闘の一時休止に合意したと発表した。ガザでは今月、ポリオ感染が確認され、流行が懸念されている。予防接種の開始は9月1日で、ガザの中部、南部、北部で順番に実施する。

 WHOは一時休止は9月9日までの予定だと発表した。90%以上の接種率を目指し、延長する可能性もある。

 ロイター通信によると、ハマス幹部は、戦闘一時休止の合意を歓迎し「国際機関と協力する準備がある」と表明した。

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