中教審、教職調整額引き上げ答申 処遇改善策、残業時間減も

共同通信 2024年8月27日 18:40
 中教審の荒瀬克己会長(左)から答申を受け取る盛山文科相=27日午後、文科省
 中教審の荒瀬克己会長(左)から答申を受け取る盛山文科相=27日午後、文科省

 中教審は27日、公立学校の教員確保に向けた総合的な方策を盛山正仁文部科学相に答申した。残業代の代わりに給与に上乗せ支給する「教職調整額」を10%以上に引き上げるなどの処遇改善や、長時間労働解消を目的とした働き方改革が柱。なり手不足が深刻化する教育現場の環境整備を巡る議論は、節目を迎えた。

 文科省は、現在月給の4%相当の教職調整額を3倍超の13%に増額し、小学校の教科担任を拡充するなどの案をまとめ、関連費用を25年度予算の概算要求に計上する。

 答申は処遇改善策で、学級担任の手当加算や管理職手当の増額、若手教員のサポート役となる新ポストを設け、給与面で優遇することなどを求めた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧