障害者スポーツの発信必要57% パリ・パラ大会前、全国首長調査

共同通信 2024年8月26日 06:01
 凱旋門に掲げられたパラリンピックのシンボルマーク=24日、パリ(ゲッティ=共同)
 凱旋門に掲げられたパラリンピックのシンボルマーク=24日、パリ(ゲッティ=共同)
 障害者スポーツ普及に必要な取り組み
 障害者スポーツ普及に必要な取り組み

 パリ・パラリンピックが28日に開幕するのを前に、共同通信社は全国の都道府県知事、市区町村長に、パラ競技など障害者スポーツに関するアンケートを行った。関心を高め普及させるために必要な課題は、57%が「学校やイベントなどでのスポーツ体験や情報発信」と回答。車いすのまま競技ができる体育館など施設整備、指導員やボランティアら人材確保も挙がった。25日までの回答を集計した。

 2021年の東京パラなどを機に、共生社会や多様性尊重の実現に向けた対応は進みつつあるが、自治体のなお26%は不十分と評価。障害者スポーツの魅力発信や、健常者も含め広く親しめる環境の整備が急務となる。

 アンケートは7~8月、全1788自治体(47都道府県と1741市区町村)の首長を対象に行い、93%の1667人から回答を得た。

 障害者スポーツの普及などに必要と挙がったのは「体験や情報発信」が最多。「利用しやすい施設の整備」19%が続いた。競技で使うボールや車いすなど「国や自治体によるスポーツ用具の費用補助やレンタル」は3%だった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「スポーツ」記事一覧