蟬の鳴き声 生と死、表す命のリズム【河野裕子 うたのこよみ⑤】

熊本日日新聞 2024年8月20日 06:05
1974年、河野裕子さんと長男・淳さん。当時は横浜市在住で、自宅近くの大倉山の梅林を散歩して(永田淳さん提供)

 河野裕子さんが「生」や「死」への思いを詠む歌には、蟬[せみ]がよく登場する。全ての歌集で蟬は繰り返し詠まれ、死去後に出版された最後の第15歌集のタイトルは『蟬声[せんせい]』。長男の永田淳さん(51)が名付けた。河野さんの歌人としての人生...

この記事は会員限定です。

ログイン後、購入するとお読みいただけます。

残り 1463字(全文 1583字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本の文化・芸能