台風5号、12日東北に接近 進路西寄りに、上陸の恐れ

共同通信 2024年8月11日 11:49
 気象庁
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 台風5号は11日、日本の東を北寄りに進んだ。次第に進路を西寄りに変え、12日は東北地方に接近、上陸する恐れがある。気象庁は東北を中心に、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水、暴風、高波への警戒を呼びかけた。東北の太平洋側を中心に、線状降水帯が発生して大雨災害のリスクが急激に高まる可能性がある。

 気象庁によると、台風5号は11日午前9時現在、宮城県石巻市の東南東約290キロの海上を時速約15キロで北北西へ進んだ。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。

 北日本では13日にかけて雷を伴った激しい雨が降る所があり、東北では総雨量が平年の8月1カ月分を超える可能性がある。東北で12日正午までの24時間予想降水量は多い所で300ミリ。その後、13日正午までの24時間は200ミリで、14日正午までの24時間は100ミリ。11日夜から12日午前中にかけて、青森、岩手、宮城3県で線状降水帯が発生する可能性があり、局地的にさらに雨量が増える恐れがある。

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