相撲女子初の全国高校選手権 高校総体で開催へ種まき

共同通信 2024年8月10日 16:28
 相撲の全国高校女子選手権第1回大会の個人戦優勝者。(左から)軽量級の三本木農恵拓・新井田未徠、中量級の鳥取城北・雪本慈、重量級の鳥取城北・後藤なぎさ=アリーナ立川立飛
 相撲の全国高校女子選手権第1回大会の個人戦優勝者。(左から)軽量級の三本木農恵拓・新井田未徠、中量級の鳥取城北・雪本慈、重量級の鳥取城北・後藤なぎさ=アリーナ立川立飛

 相撲の全国高校女子選手権の第1回大会が10日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われ、個人戦と団体戦で熱戦が繰り広げられた。20人による軽量級を制した新井田未徠(青森・三本木農恵拓)は「高校で日本一というのは夢だった。6月に開催を知ってチャンスだと思ったし、大会が開かれてうれしい」と感激の面持ちだった。

 相撲の女子は競技人口が少なく、高校生に限った大会は行われていなかった。全国高校総体では男子だけが実施競技となっており、アマチュア相撲を統括する日本相撲連盟の安井和男副会長は「この大会は種まきの一つ。女子も全国高校総体で開催できるように、実績をつくっていきたい」と話した。

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