宮崎で震度6弱、M7・1 南海トラフとの関連調査
![緊急地震速報が鳴り、地面にしゃがみこむ人たち=8日午後4時44分、長崎市の平和公園](/sites/default/files/images/newspack/2024-08PN2024080801001720.-.-.CI0003.jpg)
![地震で散乱した書類=8日午後4時49分、宮崎市の共同通信宮崎支局](/sites/default/files/images/newspack/2024-08PN2024080801001721.-.-.CI0003.jpg)
![気象庁=東京都港区虎ノ門](/sites/default/files/images/newspack/2024-08PN2024080801001702.-.-.CI0003.jpg)
8日午後4時43分ごろ、宮崎県南部で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は日向灘で、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・1と推定される。気象庁は臨時情報を発表し、南海トラフ巨大地震との関連について調査を始めたと明らかにした。臨時情報を発表するのは、2017年11月の運用開始以来初めて。
気象庁は震度6弱の地震と南海トラフ地震との関連調査のため、有識者で構成する評価検討会を臨時開催。高知、愛媛、大分、宮崎、鹿児島の各県に津波注意報を出した他、今後1週間程度、震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけた。
気象庁によると、震源地は南海トラフ巨大地震の想定震源域の範囲内。警察庁は警備局長をトップとする災害警備本部を設置した。
気象庁は宮崎県で約50センチ、高知県でも約20センチの津波を観測。宮崎県と鹿児島県では人的被害は確認されていない。