全国高校野球選手権・熊本工―広陵(広島) 両監督に聞く勝利への青写真、警戒する選手は…

熊本日日新聞 2024年8月6日 18:06
互いの健闘を誓って握手する熊本工の田島圭介監督(右)と広陵の中井哲之監督=6日、甲子園
互いの健闘を誓って握手する熊本工の田島圭介監督(右)と広陵の中井哲之監督=6日、甲子園

 7日開幕した全国高校野球選手権。大会第6日(12日)第1試合で対戦する熊本工の田島圭介監督(43)と広陵(広島)の中井哲之監督(62)に初戦への意気込みやポイントなどを聞いた。(宮﨑達也)

 -相手の印象は。

 田島 甲子園で数々の実績を残している名門。出場校の中でも能力の高い選手がそろっている。広陵と言えば、中井先生という印象も強い。

 中井 強豪であり、古豪。重圧の中で熊本大会を戦ってきた分、甲子園で思い切ってプレーしてくるだろう。

 -相手チームで警戒する選手は。

 田島 高尾響投手は1年生から主戦として投げていて完成度が高い。ほかにも山口大樹投手、堀田昂佑投手らもいて層が厚い。

 中井 エースの廣永大道投手が故障したと聞いた。ただ、代わって投げた2年生の山本凌雅投手が好投している。精神力が強そうだ。

 -理想の試合運びは。

 田島 先手先手で攻撃を仕掛けたい。広陵は広島大会での失点が少ないので、取れても3点か。

 中井 投手戦。打線は3、4点取れればいい。それ以上、点を取られたら仕方ない。

 -意気込みを。

 田島 投手力が高い相手に、落ち着いて試合をコントロールされたくない。強気に攻める。臆することなく挑む。

 中井 先制点も中押し点もダメ押し点もほしいが、そんなに簡単に野球はできない。まずは選手を笑顔で戦わせたい。

 -伝統校対決。開場100年の甲子園と高校野球への思いは。

 中井 (暑さ対策など)時代に合わせた変化は必要だが、歴史と伝統も大事。これからも甲子園でプレーする球児は、憧れの存在であってほしい。

 田島 中井先生のおっしゃる通り。夢の舞台で選手たちに思い切りプレーさせたい。

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