東証、一時2500円超安 7カ月ぶり3万4000円割れ
![下げ幅が一時2500円を超えた日経平均株価を示すモニター。円相場は一時1ドル=145円台を付けた=5日午前、東京・東新橋](/sites/default/files/images/newspack/2024-08PN2024080501000671.-.-.CI0003.jpg)
週明け5日午前の東京株式市場で日経平均株価(225種)は大幅続落した。下げ幅は一時2500円を超え、取引時間中として今年1月上旬以来、約7カ月ぶりに3万4000円を割り込んで年初来安値に迫った。前週末2日に米国株式市場が大幅安となった流れを引き継いだ。東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=144円台まで上昇し、約7カ月ぶりの円高ドル安水準となったことも重荷となった。
平均株価の午前終値は前週末終値比1662円14銭安の3万4247円56銭。東証株価指数(TOPIX)は145・33ポイント安の2392・27。平均株価は7月11日に終値で史上最高値の4万2200円台を付けたが、その後は下落基調となっている。株価下落に伴い株式を持っている人の金融資産が目減りするため、個人の消費下振れにつながる恐れもある。
東京株式市場は前週末2日に急落し、前日比2216円安で取引を終えて1987年の米株式相場の大暴落「ブラックマンデー」の翌日に次ぐ史上2番目の下げ幅を記録したばかりだった。