八代亜紀さんの曲「歌い継ぐ」 八代くま川祭りで追悼のど自慢大会 優勝の山口さん、思い出の仮装
熊本県八代市出身の歌手で、昨年12月に亡くなった八代亜紀さんを追悼するのど自慢大会の決勝が3日、同市中心部の特設ステージであり、「命火」を歌った山口彩さん(48)=同市新町、団体職員=が優勝した。
市や八代商工会議所などでつくる八代くま川祭り振興会が、祭りの特別企画として初めて開催。全国から160人・組の応募があり、抽選や予選を経て20人・組が2日の本戦に挑んだ。
3日の決勝に勝ち進んだ5組6人は、八代さん専属バンドの生演奏で「もう一度逢いたい」や「不知火情話」などを熱唱した。
優勝した山口さんは顔を白塗りし、ヘルメットをかぶって登場。以前、イベントで八代さんと話した際と同じ仮装だとし、「誰にでも分け隔てなく接してくれた八代さんの曲を歌い継いでいきたい」と喜んだ。
決勝後はくま川祭りの総踊りがあり、37団体約2200人が出場。「八代音頭」や、八代さんが歌うご当地ソング「やつしろよかとこYOTTOIDE!」に合わせ、西松江城町から本町3丁目までの約500メートルを練り歩いた。(河内正一郎)
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