八代亜紀さんとの22年の活動に幕 「明日の八代をつくる会」が解散へ
八代市出身の歌手八代亜紀さんを囲み、まちおこしをしていた「八代亜紀と共に明日の八代をつくる会」は八代さんの逝去を受け、2024年度いっぱいで22年間の活動に幕を下ろす方針を決めた。
5月の役員会で解散を決め、6月17日を期限に72人の会員に書面による承認を求めている。
会は02年9月に商工会議所、経済開発同友会、青年会議所の3団体を軸に発足。00年の市制施行60周年記念式典で特別表彰された八代さんが「八代のために役立つことがあれば」と申し出たのがきっかけ。同会が関わる「九州スリーデーマーチ」やカラオケ大会に参加したり、小中高生を対象にした絵画コンクールで審査員を務めたりした。
会長の竹永淳一八代商工会議所会頭は「亜紀ちゃんと一緒に八代のために活動することは、他の町ではできない。それができなくなったことは区切りだと考えている」と語った。本年度は八代くま川祭りや、やつしろ全国花火競技大会などに協力する。
八代さんは「舟唄」「雨の慕情」などのヒット曲を持つ「演歌の女王」。熊本地震や熊本豪雨の被災地支援コンサートを開くなど、歌声で熊本の復興を後押しし、23年12月30日に死去した。(陣立昌之)
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