上空からの爆発物で暗殺か ハマス幹部、隠し爆弾説も

共同通信 2024年8月2日 08:40
 イランの首都テヘランで営まれたハマスのハニヤ最高指導者の告別式で、イスラエル国旗を燃やす人々=1日(ゲッティ=共同)
 イランの首都テヘランで営まれたハマスのハニヤ最高指導者の告別式で、イスラエル国旗を燃やす人々=1日(ゲッティ=共同)
 ハニヤ最高指導者(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)
 ハニヤ最高指導者(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【テヘラン共同】パレスチナのイスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者暗殺を巡り、イラン側が「上空から飛来した爆発物がハニヤ氏の住居に直撃した」とする初期調査をまとめたことが1日、分かった。複数の情報筋が共同通信に明らかにした。米紙ニューヨーク・タイムズは事前に住居に持ち込まれた爆弾が遠隔操作で爆発したと報じ、情報は錯綜している。

 ハニヤ氏は7月31日、訪問先のイラン首都テヘランで暗殺された。イランとハマスは敵対するイスラエルの仕業と断定し報復を宣言。イスラエルは暗殺を認めていない。

 情報筋によると、ハニヤ氏は攻撃があった31日午前2時ごろ、革命防衛隊が厳重に警備するテヘラン北部の住居で、自身の携帯電話で会話をしていた。情報筋は「携帯電話の電波からハニヤ氏の所在地が特定された恐れがある」と指摘した。

 無人機攻撃ではなく、戦闘機などで爆発物を発射した可能性がある。暗殺直前、複数の湾岸諸国の空域に民間機がいなかったことをイラン側は把握しており、その空域が使われた可能性があるという。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧