東証全面安、終値3万8126円 一時1300円超安、円高進行で

共同通信 2024年8月1日 17:18
 東京証券取引所
 東京証券取引所

 1日の東京株式市場は、全面安の展開となった。日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに下落し、下げ幅は一時1300円を超えた。終値は前日比975円49銭安の3万8126円33銭、下落率は2・49%だった。東京外国為替市場の円相場が対ドルで約4カ月ぶりの円高水準となる一時1ドル=148円台へ急伸したのが逆風となり、輸出企業の業績悪化を懸念した株売りが加速した。金融市場は前日に続いて大荒れとなった。

 7月31日まで開かれた日米の金融政策決定会合で利上げを決めた日本と、9月会合での利下げを示唆した米国の政策の違いがあらためて意識された。両国間の金利差が縮小するとの見方から外国為替市場では円買いドル売りが進み、一時3月以来の円高ドル安水準となった。

 株式市場では円高に歩調を合わせるように売り注文が膨らんだ。自動車や電機、機械メーカーの多くが株価を下げた。下落は内需関連銘柄にも及び、金利上昇で恩恵を受ける金融株も値上がりは限られた。午後にはトヨタ自動車の株価が一段と下げ、相場全体の重しとなった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧