競泳タイム低調、世界記録なし 浅いプールの影響か
![男子200メートル平泳ぎ準決勝 スタートする渡辺一平(水中カメラで撮影)=30日、パリ郊外(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024073101001785.-.-.CI0003.jpg)
![パリ五輪の競泳会場ラデファンス・アリーナ=23日、パリ郊外(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024073101001786.-.-.CI0003.jpg)
パリ五輪の競泳は4日目を終えて世界記録なしと、タイムが低調だ。女子400m個人メドレーで圧勝したサマー・マッキントッシュ(カナダ)は「みんなが同じプールで泳いでいるのだから“速いプール”か“遅いプール”かは関係ない」と話したが、今大会のプールの浅さが速さに影響している可能性はある。
今大会は水深2・2m。東京五輪は、近年の主要国際大会と同じく水深が3mで競った。決勝が体の動きづらい午前に実施されたが、6種目で世界新が生まれた。
一般的にプールは深い方が波が生じにくく、スピードが出やすいとされる。しかし、世界水連は流体力学の試験結果に基づき「3mでも2mでも差はない」との見解を示した。